2025 年夏季、日本各地を襲った記録的集中豪雨で、全国の住宅雨漏り相談件数は前年比 35% 増の約 8.2 万件に達した(日本住宅フェデレーション調査)。一方、2024 年能登半島地震後の屋上損傷修復は現在も継続中 —— これらの生活課題を解決する「屋上作業員」の現場では、どんな具体的な作業が展開されているのか?
2025 年夏季、日本各地を襲った記録的集中豪雨で、全国の住宅雨漏り相談件数は前年比 35% 増の約 8.2 万件に達した(日本住宅フェデレーション調査)。一方、2024 年能登半島地震後の屋上損傷修復は現在も継続中 —— これらの生活課題を解決する「屋上作業員」の現場では、どんな具体的な作業が展開されているのか?

雨漏り修理:シーリング材劣化を「高所で根絶する」
日本住宅総合研究所の調査によると、屋根雨漏りの 70% はシーリング材の経年劣化や釘抜けが原因。作業員は「高所作業許可証」(労働省認定)を保有し、勾配 20~30 度が主流の日本住宅の屋根で、風速 5m/s 以下の条件下で作業を実施。工程では先に赤外線カメラで漏水箇所を特定し、劣化したシーリング材を除去後、耐候性の高いシリコン系材料を塗り替える。東京都の業者によると、1 戸あたりの修理時間は約 3~5 時間が標準。
地震後の屋上修復:瓦の脱落とフレーム歪みを精密検査
2024 年能登半島地震後、石川県内の戸建住宅屋上損傷件数は約 1.2 万件に上った(石川県建築士会調査)。作業員は余震警戒下、屋根瓦の脱落状況やフレームの歪みを定規で測定し、損傷した伝統瓦(例:信楽瓦)は地域の窯元から同規格品を調達して交換。安全ルールでは、作業中に震度 3 以上の地震速報が届いた場合は即時足場から避難し、震動収まった後に設備点検を実施することが義務付けられている。
屋上緑化・太陽光設置:耐荷重を確認して「空の緑地」を造る
東京都の「屋上緑化推進条例」(2020 年施行)により、面積 100㎡以上の新築建物に屋上緑化が義務付けられるケースが増加。作業員は先に屋根の耐荷重(一般的に 1㎡あたり 150kg 程度)を建築図面で確認し、植栽基盤材の敷設や太陽光パネルの固定を行う。労働安全衛生法では、これらの作業時に屋上周囲に 1.2m 以上の防墜網を設置することが必須で、作業員は身体にハーネスを固定して作業を進める。