薩摩川内市東郷町で40年以上お茶を作ってきた笹野製茶が、令和元年に「茶寮ささの」をオープンしました。この直営カフェは、お茶の六次産業化を進める場として、生産者と消費者をつなぎ、地域の活性化にもつながっています。

キーとなる取り組みとして、茶製品の価値を上げるために、産業を6回進化させることが重要です。
笹野制茶は、「茶寮」をきっかけとして六次産業化を進め、お茶業界の古い課題をクリアしました。こちらは東郷町など3か所で有機栽培しているお茶と桑を、お茶摘みから一次加工、煎茶などの最終製品にするまで、全部自分たちでやってるんです。販売までね。それが私たちのこだわりです。お店で自慢のお茶を淹れたり、抹茶ムースみたいなオリジナルデザートを出したりすることで、ただのお茶っ葉が高価な体験商品に変わるんだ。これで市場価格の変動に左右されずに利益を出せるし、「モノを売る」よりも「体験を売る」という新しい形になるのは確かだよ。

地域活性化の「要」になる場所
茶寮ささのは、ただのお店だと思ったら大間違い!地域を元気にしようと、めちゃくちゃ頑張ってくれてるんだ。お店は茶工場にとても近いので、製造シーズン中は見学できて、お茶作りがどんな感じか直接わかるし、それは独特の産業観光体験になります。それと、朗読会や音楽会も開くので、地元の人のたまり場にもなります。「茶寮」は実家に戻る人や、ちょっとしたお土産を求める人にとっては大事な立ち寄り場所。それだけでなく、地域に人を呼び込むことで、その土地の活気を呼び戻す大切な「きっかけ」にもなっています。

製茶に込めた思いを伝え、茶文化をより深く知ってもらう。
茶寮は生産者と消費者の橋渡しをして、お茶の文化の良さを伝えるのが大切なんです。笹野制茶では、店を直接運営することで、有機茶の品質と手作りの良さを知ってもらっています。良いお茶は素材と製法、その両方が大事だという考えを伝えています。そして、お茶を飲むことや茶菓子を楽しむことを通じて、地元のお茶文化をもっと深く知ってもらえれば嬉しいです。この対面での交流は、お茶の消費を増やし、地元のお茶文化の継承にも繋がったんです。茶寮ささのが上手くいったのは、古いやり方にとらわれず、6次産業を頑張ったからです。これで、お金の価値と地域や文化の価値が一つになりました。地域の活気を上げるために、地元の産業をどう良くしていくか、生産者が主体となってやったこのやり方は、まさに手本となるでしょう。









